金毘羅ふねふね

10年ぶりの金毘羅詣で。

参道入口で杖を借りました。
上を見上げると長い階段が天国に続いているように見えます。
両側にはお土産やが所狭しと並んでます。

お日様が頭一杯に照らしてくれます。
『さー ガンバルゾーー』の声を原に響かせてで出発。

前を見れば階段が大きな壁として目の前に覆いかぶさります。
しばらく上ると、やはり足が少しずつ震えはじめました。

同時に頭から汗が伝わりはじめました。
まだまだ半ばです。

横を若い人がどんどん追い抜いて行きます。
横の景色を見る余裕は有りません。

ようやく、途中の休憩地点に到着。
腰を下ろし、一服すると体が中々立ち上がることを拒否しています。

このままユーターンしようかと頭の中に浮かびましたが、友も同行です。
負けたくは有りません。

重い腰をようやく上げて後半に向かってスタートです。
体と足と頭がばらばらな行動をし始めました。
そうだ。まえの階段を見ると永遠に続く道に見えるので、足元だけ見て前進する事に決めました。

心臓がパクパクと音を出し始め、やがてクラクラし始め
ギブアップの宣言をしようと考えた時、友人の声が前方の方から 
「頑張れ もう少しだぞ」が聞こえました。

同年齢のともに負けるものか。
ぐらつく足をどうにかごまかしながら石階段を1歩1歩前進。

やがて 最後の1歩つきました。
頑張れました。
10年ぶりの登頂です。

大げさですね。友のおかげでの金毘羅詣でです。
自信がつきましたが、もう一度といわれれば。。。。。。。。。。です

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