福島へ、、、第2回

体のアチコチから悲鳴が聞こえます。
あまり、車の運転は好きでありません。狭い運転席で長い間同じ姿勢でいると、
疲れ、そして目がチカチカして安全運転に影響が出てきます。

片道、7時間の長時間の運転に足腰が動かなくなってました。

楽しみにしていた、温泉へ。

先ずは内風呂へ。

             

扉を開けると硫黄の匂いが鼻に飛び込んできました。

内風呂は石で作られ、コンコンと注ぎ口から白濁の温泉が浴槽に注がれてます。

誰もいないと思っていましたが先客がおりました。

小さな子供「孫」と一緒に年齢60代くらいのおじさんがお湯の中に体を
沈めていました。

「どちらから来たのですか」
小生の突然の質問に戸惑いながら
「県内です」
しばしの沈黙の後 思い切って質問しました。

「今回に震災で被害にあった方ですか」

湯気のむこうのほうから

「原発で避難命令を受け、あちらこちらの避難場所を移動して 此方の
旅館にお世話になってます。」

その彼とは翌朝、ロビーでお話をする機会がありました。

次回のブログで紹介いたします。

            
内風呂から露天風呂へ

             

白濁色の硫黄温泉は山あいの中にこじんまりと姿を見せました。

誰もいません。

体をゆったりと温泉に浸り、両手、両足を思い切り伸ばしました。

全身の疲れが自然の中に飛んでいくような気持ちです。

            

思い切り大きな声をだしました。大きな自然の山の神様がしっかりと受け止めてくれました。
この開放感はたまりません。本当に自然の大きさに感動です。
誰もいない、露天風呂、見渡せば樹木の間から夕日がこぼれ落ちてます。

400年前から湧き出る温泉に時間を飛び越えて身を任せてます。
7時間の疲れがどこかに飛んでいきました。

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