現場解体で始めて解ることが多いです。

スケルトンの現場で解体工事が順調に進んでますが、、、

ご覧のように1階はほとんど床、壁、天井を解体してます。

           

           

           

            
          

       古い断熱材がご覧のように水あとが染みてます。

            

        

そのときは小生の出番です。

普段よほどのことが無い限り見ることの出来ない住宅の構造を検査することが
仕事です。

和瓦の似合う和風の住宅の全体リフォームの現場ですが、今回の地震で耐震構造、
水廻りとほとんどのリフォーム工事です

重い和瓦を撤去しました。
屋根を軽くすることにより、安全性を確保します。

           

内部での解体工事が順調に進んでますが、しかし、やはりと言うのでしょうか

壁が壁の役割がしてません。
普通は壁は耐力構造の一部として住宅の安全性に大事な一部です。
柱と柱の間には間柱があります。

柱の太さに比べて細いですが数本で壁と壁の間に立ってます。
当然柱は土台としっかりと連結してますが、今回の現場では間柱が頭の方が
上の構造体と連結してません。

           
いわゆる宙ぶらりんの状態ですね。構造体の壁の役割をしてません。

そして、基礎と土台を連結する金物、アンカーボルトがご覧のように手で回すと
動きます。

          

つまり緩んでます。
これでは大きな地震のときは基礎と土台が離れる可能性があります。
そうなれば倒壊が起きることも考えられます。

家の構造を解体してみて、検査してみて始めて解ったときどのように
施行するかは今までの経験と技術が役に立ちます。

机の上、図面だけでは建築では理解できません。

全ては現場からです。
30年の経験がお客様の安全な生活を送るためにお役に立つことは本当に
嬉しいことです。

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