いよいよ  ドキドキ

狸小路だ  懐かしい 久しぶり 74年ぶりだ

帰ってきたぞ おやじ おふくろー

戦後間もないころ ベビーブームで76年前 生まれた小生

中国から 身一つで引き揚げた親父とおふくろ まずは食べるため 田舎に出かけ その日の食料を手に入れ 何とかその日暮らしの毎日 そして 両親のたくましさで縁あって狸小路におかず屋の商いを

今から74年以上前に 狸小路市場に店を開くことができた。果たして 果たして 小生の故郷はあるのだろか 74年前であるから 当然 建物も古くなり消えてるかもしれない

かすかな淡い期待をもって 一歩一歩 前進 心臓がパクパク

 

狸小路は両側が商店街が札幌市を横断するように長く伸び 戦争の空襲などの被害が合わず そのままの街並みが残ってる

市場はどちらの方向だろう

確か こちらのほうだと思うが 74年前の記憶を思い出し

両側には狸祭りののぼりが

 

途中 小生の仲間と会いました  頑張ってね

いよいよだ 残ってるのかな

えっ   えっ

もしかして

この看板は

狸小路市場だ

神様 ありました ありがとうございました

にぎやかな商店街にひっそり ひっそり 戦後77年から もしかして小生を待っていたのかもしれない

親父 おふくろ 帰ってきたぞ

見てくれ 故郷に 妻 長女 長男を連れてきたぞ

市場の両側には鉄の扉が なかには入れません

何んとか中に入ってみたいが 無理だろうな

この奥に 道幅2メータほどに両側に18軒ほどの長屋の店があった。当然食料品の店だけで なかにはどこからかわからない商品も並べられていた すべて戦争から引き揚げて住民が 食べるために日々商いを また 長屋であるので2階屋根裏は 人は住めない空間であったが 我々家族は はしごで屋根裏に 裸電球が一つぶら下がる下には 万年布団が 当然 トイレは長屋の片側に一つ それを住民 みんなで使っていた

薄い床下から 両親のお客とのやり取りが遅くまで聞こえてきたが やがて子守唄を聞いてるようになりいつしか夢の世界に

今回の旅行のきっかけは娘からの一声が始まりであった。

お父さん 今度家族で旅行に行こうよ

えっ みんなとなれば孫たちはまだ学校だろう

いや 山口家だけだよ

君たちの家族は?

大丈夫 お父さん中心でいいのよ 孫たちも一緒に行ったらお父さん楽しめないでしょう

胸に響きましたね

うれしい 子供たちの計画が今回の札幌の小生の生まれ故郷札幌の旅行になりました。なぜ 故郷なのかな やはり間もなく77歳に そして5年前に癌に そして体中の故障も また 会社を継いだ息子のおかげで一安心 そんな時に娘からの一声に 生まれ故郷を見たいと思い今回の旅行に

また 1泊目は札幌ですが2泊目は洞爺湖ですが なんと」上官殿と知り合った洞爺湖が2泊目です ありがたいですね

 

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