いつものように、ゲンサマとの朝の散歩。
霧雨が降る公園には人影はありません。
眼が見えないゲンは公園の中でも用足しの場所もわかりません。
鼻先がぶつからないように、用足しが出来る木の根元まで連れていきます。
霧雨に体をぬらしながら、用足しの場所を探していたとき、
公園の隅の方の桜の木から、なんと桜の花びらが眼に飛び込んできました。
なんと 根元に目立たずに霧雨にぬれている桜の花びら。
人の視線がいく上のほうには桜の花びらはまだ見えません。
本当に、こんな下のほうに人知れず咲く桜。
ゲンが眼が見えたら公園の隅まで足を運びません。
ゲンサマのおかげで今年一番の桜と出会いました。