童地蔵


何を見つめているのでしょうか
何を語っているのでしょうか。

花、草、風、光 そして微笑み。
昔の時間の流れの中に見つけた己の姿。
流れ行く時間の中に置き忘れた己の姿。

立ち止まり、微笑みかけて、そして又 時間の流れに身をゆだねる私。
遠い記憶の中に消えては現れ、現れては消えていく童地蔵。

語りつくせぬ思いを抱きしめながら童地蔵に手を合わす。
その周りを花が 草が 風が、光がそして微笑みがとうり過ぎる。

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