無垢材を施工するときの貼り方によって美しさが違います。
ご存知のように、無垢材は厚さ15、長さ1820、幅60、90などを1ピースごとに施工して
いきます。
当然、長手方向「1820」に縦に合わすので時間と技術が必要です。
部屋の縦横の寸法から床材の割付をします。
床材の幅が決まってますので、最初の墨だしの位置を決めたら其れに沿って順番に
施工していきます。そのため部屋の片隅に余りの床材が来ます。仕上げの美しさを
だすためには墨だしの位置を決めることが大事ですね。
そして張り方にも大きく分けて2種類があります。
■乱尺張り
乱尺とはフローリング材の長さが一定ではなく、一般的には300mm以上のさまざまな長さのフローリング材の四方に本実加工を施したものです。木口のつなぎ目が一枚ごとに明瞭なため、一枚一枚がより独立した形で木の印象を表現します。そのため、仮並べにより、色合いや木柄のバランスを調整したり、木口のつなぎ目が隣の板と重ならないような施工上の工夫をすることで、床面の雰囲気がいっそう引き立ちます。
■りゃんこ張り
同じ寸法のものを、一定にずらして張る方法をりゃんこ張り、またはずらし張りといいます。特に長さの半分の寸法ずつずらす方法を、レンガ張りと呼ぶこともあります。3尺ずらし、1尺ずらしなど、ずらす寸法によって、並べ方も変わりますが、木口のつなぎ目を直線上に合わせることで整然とした印象を与えます。
このごろは私のお客様はすべて無垢材を採用させていただいております。
「山口さん、こんなに床が暖かいとは信じられない」
ありがたい言葉です。
自然の無垢材の暖かさが冬でも靴下無しでも過ごせるのでしょう。