「そのカップラーメン、いつ食うんだよ」とつぶやいた被災地の声

          がんばれ、ワオオノン、ワオン。
          又、一緒に仲良く暮らそう。
       

            

宮城県庁ロービー。
被害情報を見に来た男性は、TVで映し出される首都圏の買いだめニュウースに
つぶやいた。
言葉は怒っていても悲しそうな顔をだった。
画面はガソリンスタンドの行列を移したが、目をそらし、男性は背を向けた。
16年前、阪神、淡路大震災の取材で神戸にいた。
当然、避難所での配給に並ぶことなく話を聞いて回った。
その一人、80代のおばあさんから
「何か食べたんか? これ食べや」とおにぎりを渡された。
息子夫婦と孫をなくした失った話の後だけに受け取れない。
すると、おばあさんは笑った。
「大丈夫、こんなときは助け合わないといけないよ。大阪や、東京からも
ぎょうさん助けがくるって。
又、神戸は元気になるわ。」

その後神戸は「頑張ろう神戸」の言葉のように復興した。
復興は遠く離れたひとたちの気持ちがなければ不可能だった。
県庁の男性同様、私も残念な気持ちだった。
首都圏でも不安が広がってるだろう。
ただ、今 車が動かず、そのカップラーメンを食べられない人がいることを
知って欲しい。

日刊スポーツの記事です。

我欲に走る買占め、買いだめの人の群れ。
悲しい風景が流れます。

いつ食べるかわからない食べ物をあさる人達は、毎日寒い中で
一握りの食べ物をお互いに分け合って助け合ってる被災者の姿を
再度見て欲しいですね。

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