10000人が240000人

霊峰富士。

日本一高い山。日本の代名詞。

昔は霊峰と呼ばれ、登山の時はふもとで体を清めて入山したそうだ。

年間 10000人 道なき道を今では考えられない服装で時間と危険を
抱き合わせながらの登山。途中 亡くなる人も多数いた。

登山という言葉ではなく、神の山に身をゆだねて、神様に一歩でも近寄るための
修練。

現在 年間240000人。
24倍の人たちが現在 富士山に登っている。
交通手段、登山道、服装、登山道具など過去とは比べられないほど進化してる。

目的のほとんどは、、、、、、?

御来光 ただそれひとつ。

日本一高い山から 雲海の中から顔を出す太陽の姿を見るための登山。

老若男女が思い思いの姿をしての登山。途中 富士山管理委員に危険だとして注意される人たちも多数。その辺のコンビに遊びに行く感覚での姿。
週末は登山道は電車のラッシュアワーと同じ。山小屋は当然立っていられない人で
あふれている。
ちょっと富士山に遊びに行こうかの感覚。
やはり救助センターに駆け込む人。

日本一高い山である。
高山病、落石による骨折など 思いがけない体罰を受ける。

御来光を見るための真夜中の出発。
足元を照らす照明がふもとから見ると蛇のように登山道に沿って、動いている。

昔の人たちの霊峰富士から御来光を見るためのレジャーの対象としての富士。

その裏づけが10000人から240000人。
24倍である。
本当にびっくりしているのは富士山であろう。

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