幻のデザイン画家ーーーー小林かいち

釘付けになりました。

館内の一角のコーナー。照明をやや落とした部屋の壁に彼の作品が展示。

伊香保温泉にある保科美術館。ここには皆さんご存知の竹下夢路の絵画が展示されてる。
美人画で有名な大正浪漫画家竹下夢路がここ伊香保を愛して、その関係で多くの作品が
残ってます。

そして、彼の作品を見るために館内へ。

しかし、心奪われたのはこの作品。

一枚のトランプ。それも4種類の、ハート、ダイヤ。。。に着物を着た女性の姿が。

            

              

              

              

なんという表現力でしょうか。

想像もしない世界が。

トランプの傍で立ち振る舞うる女性の姿に彼女の青春をあらわしてます。

春、夏、秋、そして冬。

あやうけな女性の振る舞い、それもあるときはトランプに寄りかかり、
あるときはトランプの上に横たわる。

その傍にカクテルグラスが、、、、

想像もしないデザインを描いたのは 小林かいち。

大正から昭和にかけて、木版絵師として絵葉書、絵封筒などのデザインを
多数手がけた作者である。

月、星、トランプ、十字架そして薔薇などをモチーフとして西洋の絵画と
当時の女性のコラボレーションを描き、大変女性に人気の作家でした。

普段は絵画などに興味が無いのですがトランプと女性の絵葉書を買いました。

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