人は老いて死に、肉体は滅びても 魂は存在するのか。

本屋で偶然目に入った本。
普段はこのような題名の書物には目が入らないが、丁度少し前に浅田次郎の
霊魂に関する本を読み終えてばかりであったので、興味が湧き、手にした。
著者は 渡部昇一。
幅広い評論、著述活動をしてる人物である。
その彼が、神の存在を認めせざることが出来ない己の心の中を描いた書物である。
年齢、体力、気力などがだんだん衰える世代のわれわれの終局の先には何があろうか。
その彼が引用した言葉
「私は、私を閉じ込めてる宇宙の恐ろしい空間を見る。
そして自分がこの広大な広がりの中の一隅につながれてるのが見えるが
なぜ 他のところではなく、このところに置かれてるのか、
また、私が生きるべく与えられたこのわずかな時が、
なぜ、私より前にあった永遠のすべてと、私より後に来る永遠のすべてのなかの
他の点ではなく、この点に割り与えられたのであるのかということを知らない。
私はあらゆる方面に無限しか見ない。
それらの無限は私をひとつの原子か、一瞬たてばふたたび帰ることのない影のように
閉じ込めてるいるのである。
私の知ってることのすべては、私が死ななければならないことであり、
しかもこのどうしても避けることの出来ない死こそ、私の知らないことなのである。
私は、私がどこから来たのか知らないと同時に、どこえ行くのかも知らない。」
フランスの哲学者。数学者。物理学者
ブレイーズ。パスカル「パンセ」
何をすべきか、何を伝えるべきか。
経験できない年齢が始まってます。
