ホワイトデイーのプレゼント


14日のホワイトデイーの上官へのプレゼント。

悩みますね。この年になると、上官の欲しいものはといえばーーーー

本当に頭に浮かんできません。

とにかく、何かを考えなければ、本当にゲンサマと立場が逆になります。

リビングから時々上官の甘い声が聞こえてきます。

もしや、小生にと、-----

しかし、ゲンサマに向かって甘い声をやさしく話してます。

小生の出番はありません。

そんな上官にどんなプレゼントをしましょうか。

とにかく、デパートへと足を運びました。

いや、すごい人並み。デパ地下はケーキ、お菓子、などなど。

カタカナの名前のお菓子類が「今からでも、ホワイトデイーに間に合いますよ」の呼び込みのお兄ちゃんの声でどんどん売れていきます。

参加は気後れして出来ません。ただ見るだけ。こんな世界があるなんて感心するだけです。

ホワイトデーイと書かれたプラカードが狭い売り場にあちこちに眼につきます。

早く、帰りたいと思ったが手ぶらではーーー

上官の顔が浮かんできました。

いつの間にか足は弁当売り場へと。

其の中で目に付いたのが、このお弁当。2段重ねの春らしいお弁当。

いつもは500円前後ですが、よし、今日はホワイトデーイだと訳のわからない理屈で
買いました。
値段は1350円です。

上官はどんな顔をするのか楽しみに帰宅。

上官の前にお弁当を広げました。

きれいな色彩のお弁当が2段。

にっこり。「美味しそうなお弁当」ね。其の日の夕食は仲良くお弁当です。

「お父さん、美味しかったわよ」上官のお褒めの言葉でほっとしましたね。
ホワイトデーイに60代夫婦のお弁当を囲んでの夕食。

思い出の記念日です。

ずっとこの作戦で行こうかなーー

建具ショウルーム


この写真は秋葉原の大建ショウルームです。
床、ドア、収納などの実物が展示されてます。
アドバイザーがプランからの建具などの相談に乗ってくれます。

大変便利がいいものです。

さて、現在 ほぼスケルトンの大型のリフォームの相談を4件受けてます。

家全体の間取りの変更、設備の一新、など細かい打合せが有ります。

今までの経験状、必ずショウルームでの打合せ、確認を致します。

カタログでは分からない本物を手に取れば、色彩、使い勝手など具体的に
解りますので、お互いに理解が出来ます。

お客様と建具のショウルームから、照明のショウルームへと行きました。

自然灯、蛍光灯、LEDの違いを目の前で見せてくれましたので、各部屋の
使用別によりどの照明が良いのか良く解りましたとお客様が述べてました。

百聞は一間にとの言葉が有りますが、本当にそうですね。

やはり、施工途中でのトラブルを無くすためには、最初の打合せに時間を掛ける事が
大事です。
お互いの思いをしっかり結ぶためには、細かい事まで打合せが大事です。

いよいよ、4月から大型リフォームがはじまります。

耐震、設計、設備、建具、照明 職人との打合せが全て、完了致しました。

後は、完工後にお客様から笑顔を頂くためのスタートです。

ここは?


昨日は、4月着工のお客様と建具、建材のダイケンショウルームへ打ち合わせ。

場所は秋葉原。

日曜日ですが、人、人です。肩が触れ合うばかりの混雑です。それも若い人ばかりです。

何か 小生は場違いな場所に迷い込んだ気持ち。

それにしても、どこから何を求めて集まるのでしょか。

家電ショップのビルがあちこちに眼を奪われるように立ち並んでます。

店先には、いわゆる呼び込みでしょうか、プラカードをもって道行く人に声をかけてます。

そんなかに、初めて目の前で見ました。

癒しけいのお店。「ご主人様、お帰りなさい、何とか、、、、」

其の制服で、チラシを配ってました。

TVでは画面で見たことがありますが、目の前で見たのは初めてです。

写真をと思ったのですが、やはり周りの目が気になりました。

娘より一回り若い女の子に

「お帰りなさい。ご苦労様、ご主人様」などといわれたら、どうしましょうか。

頭の中での空想でニヤニヤしてたら、突然上官の顔が出てきました。

額から汗水が。。。。。。。

早く、上官が待ってる我家に帰りましょうか。

故郷の思い出ーー3


長い冬が、終わりを告げるのは4月後半である。

白い雪道が、日差しの暖かさにだんだん汚れ始めてくる。

雪の下に隠れていた黒い土があちこちに見え始める。

もう少ししたら、春。

長い冬眠生活から目覚めた動物のようにまぶしい太陽と久しぶりの対面。

そして、雪国の春の到来の象徴である馬糞風が飛び回る。

乾いた土の上に落とされた馬の糞が太陽の光で乾燥して、春風と共に
飛び回る。
当時は、荷物の運搬に馬ゾリを使用した。馬は足腰が強い荷物専用の道産子である。
バス、車などは少なく、馬ソリで重たい荷物を運んでいた。
我々子供は、当然後ろから黙って乗り 足の代わりで遊んだ。 

馬ソリの上に腰をかけ、馬糞の匂いを感じながら、まぶしいお日様を見上げた。

子供心にも、春の息吹が感じられ嬉しくなった。

「春よ来い、春よ来い、歩き始めたミーチャンがおんもに出たいと待ってるよ、、」

故郷の思い出ー2

冬の札幌。
朝の家の中は、マドガラスからの冷気が家の中に漂ってる。
せんべい布団の足元の湯たんぽは冷たくなってる。

体を震わせながら、布団から飛び出る。
まずは、ストーブに火を入れることが役目であった。前日の石炭の燃えカスの灰を
ストーブから取り出し家の外の道に捨てる。
真っ白い雪の表面に黒すんだ灰がばら撒かれる。。
隣近所の家の前にも同じような模様が描かれる。

そして、ストーブの燃やし口に新聞を入れ込み、マッチで燃やす。
新聞紙が真紅の火に囲まれたとき、石炭を入れる。
真っ黒な石炭と燃え上がる火にしばし我を忘れて見つめる。やがて石炭に火が燃え移り、
赤く燃え始める。
それを、確認して弟達に声をかける。
両親は朝の5時過ぎに店に出かけている。商品の仕入れ、おかずの用意など 朝から
戦争状態である。
弟達の朝の面倒は私一人の役目である。

凍え始めた手をストーブで温めながら、昨日の残り物をちゃぶ台に並べる。
ご飯、味噌汁、お店で売れ残ったおかずなどが並べられる。
其のころ、ようやく弟達の姿がストーブの周りに見え始める。

兄弟3人の朝の食事が始まった。
毎日 同じような朝の食事。それが当然と思い、不平などはなかった。
毎日 深夜遅く家に帰り、そして朝早く店に出かける両親の姿を目の前に見ていれば
何にもいえなかった。

ふるさとの思い出。。。1

なんとなく心の宝物。
眼をつぶれば、雪が、ばそりが、石炭の火が、市電が、雪山が。。。。。。

63年前に北国の札幌に生命が誕生。
戦後、まもなくです。
満州からの引揚者として両親は生まれ故郷の札幌に帰国。

食べるため、色々な仕事に挑戦。
最後にはおかずや。
自分の家でさまざまなおかずを作りリアカーを引き売りさばき、
やがて、幅2メーターの狭い道の両側に小さな店が並び立つ市場の中に
自分の城を構えた。
記憶に残るのは、長屋形式に両サイド10軒に囲まれたお店兼住まいの
屋根裏で過ごしたのを覚えてる。
5歳の子供の頭が屋根裏では窮屈に感じられ、裸電球が暗闇の中に
ぶら下がっていた。
当然、風呂はなく、トイレは長屋の両端に共同で使用していた。
楽しみは、友達といったお風呂やである。
大きな浴槽に身をかがめ、手足を一杯伸ばし、ばたばたさせた。
そして、風呂上り、冬であれば、頭の毛がアットいうまに凍って硬くなる。
何もかも、白黒の世界である。
すべては友達、大人から世の中のすべてを教わった。
誰もが平等。他人と比較などは考えられなかった。
少しのものでも近所の人と分け合って過ごした。
そこで住んでる子供達はみんなのこどもであった。
遊び、走り、動くすべて回り近所の大人が色々な場所で声をかけてくれた。
子供心にも、家に帰ると、怖い父が「お前今日どこどこで遊んでいただろう、
すべて知っているぞ」とぶっきらぼうに言っていたのを覚えてる。
悪いことは出来ないぞと脅されてる気持ちであった。

 おかげさまで有り難う御座います。

近くの行きつけのおすし屋さんとは10年のお付き合いが有ります。

最初のきっかけは昼のランチ。

海鮮どんぶりが880円。デザート。漬物。味噌汁。

どんぶりの上には色とりどりの海の者が踊ってます。

あまりの多さにビックリしてそれからのお付き合いが始まりました。
カウンターに10人座れば一杯のお店ですが、いつもお店に顔を出してる
大将目当てのお客様が多いです。

彼は1年無休です。使用人は休んでも本人は朝の築地への買出し、店に戻ってからの
仕込み、そして昼のランチ、3時間ほどの休息をしてからの夜の板場へとの連続の
仕事が続きます。
深夜帰宅は2時過ぎと、こんな生活がオープン以来15年休み無く仕事をしています。

当然、夏休み、正月は関係なく、もちろん子供達の運動会、父兄参観日など顔を出した事は
有りません。
体が良く続きますね。
そんな大将を見て、少しは休んだらといったことが有ります。

しかし、今、小生が大将並みの日常になりました。
2ヵ月 休みが取れません。
リフォームの大型物件の相談、施工、そして新築と立て続けに目の前に山のように迫ってます。
お客様の方が気遣ってくれます。
それでも、お客様のお役に立てることが嬉しいです。
まさしく、老体鞭打ってのひと絞りです。

お客様の笑顔が体の疲れを吹き飛ばしてくれます。
頑張ります。

真夜中の会話

 目が見えるが故に  人の心が見えない。
 耳が聞こえる故に  人の心が聞こえない。
 口が話せる故に   人の心が分からない。

 目が見えない故に  人の心が見える
 耳が聞こえない故に 人の心が聞こえる 
 口が話せない故に  人の心が分かる。

 人は迷い続ける
 なんと人間は厄介な生き物だろう。

深夜 目が見えないゲンがそばによってきます。
そんな様子を見ながら、心に浮かんだ言葉です。
 

朝の雨の中で見つけました。


いつものように、ゲンサマとの朝の散歩。

霧雨が降る公園には人影はありません。

眼が見えないゲンは公園の中でも用足しの場所もわかりません。

鼻先がぶつからないように、用足しが出来る木の根元まで連れていきます。

霧雨に体をぬらしながら、用足しの場所を探していたとき、

公園の隅の方の桜の木から、なんと桜の花びらが眼に飛び込んできました。

なんと 根元に目立たずに霧雨にぬれている桜の花びら。

人の視線がいく上のほうには桜の花びらはまだ見えません。

本当に、こんな下のほうに人知れず咲く桜。

ゲンが眼が見えたら公園の隅まで足を運びません。

ゲンサマのおかげで今年一番の桜と出会いました。

孫のやけど

昨日、長男のお嫁さんから上官に電話があった。

孫が手のひらにやけどをして、病院に連れ入ったが、全身麻酔で手術をしたほうが
良いと進められたとのことである。
まだ、1歳に行かない子供に全身麻酔とは驚きである。
本人は至って元気な様子。

心配したお嫁さんが申し訳ないように上官に相談してきた。
上官もあまりの大げさな病院、いや 医師の診断にビックリ。

全身麻酔の手術とは、 1歳未満の子供に。

どうしたらいいものと小生に相談されたのが今朝である。

当然 反対した。

それから、しばらくして 息子夫婦から連絡が上官の元に入りました。

他の病院に診察をしてもらった結果、人間本来備わっている自然の治癒力で治りますと
先生に言われたと報告がありました。

同じやけどの診断をして、その後の先生の判断がこのように違うとは驚きです。

本当に、病院も先生もセカンドオピニオン、いや、サードオピニオンが必要ですね。