夜中のJAZZバー

時計を見ると、午前2時過ぎ

無性にJAZZ音楽が聞きたくなり、IF「イフ」へ電話。
誰もお客がいないのを確認して。。。。

歩いて1分の店。

            

この店の内部

           

           

                      

壁、天井、そしてトイレの中までご覧のとうり。

           

ただただすごいです。

棚に飾られたボトル? 紙で作ったものです。

            

            

どんな格好で天井まで貼ったんだろう。

            

中にはマスターが書いたプレーヤーの絵が。
うまいものです。もとはと言えば、イラストレーター。
脱帽です。

            

           

こんな店ですが、開店して10年。

好きなJAZZで脱サラして、夜の8時から真夜中の4時まで開いてます。

想定外の出来事の言葉がありますが、マスターーに聞いたことがあります

「マスターにとって想定外とはなんだろうか」
しばしの沈黙

そして
「まさか、店を開いてお客が来なくて、他でアルバイトをするとは思わなかった」

              
そんな独身のマスターですが好きなことをしてるので後悔はしていないと言ってます。

嬉しい言葉ですね

この道以外に道はなし。

まさに同感です。

耐震診断色々ありますが。。。

震災からの住まいの安全性を調べたいお客様のお問い合わせが月平均5件ほど
あります。

築20年以上、屋根瓦、全面窓、など色々条件がありますが、安心して住むための
要件のひとつとして耐震構造が上げられます。

その調査の方法として、平面図からの南北東西の窓「開口」と壁の割合から耐震数値を
算出いたします。

壁の面積が多ければ安心しますが、開口だらけであれば心配です。

しかし、この方法は図面からの調査ですので、内部の構造体「柱、梁、桁」等の
経年劣化の度合いなどはわかりません。

そんな不確かな調査は弊社ではしておりません。

それであれば、どうするのかと言えば、

「実際に家を動かします」

「?」

写真のように、家の中心に重さ60キロぐらいの機器を設置。

           

            

           

           

この機器を南北東西に動かします。

そして、南北東西に同じ距離に置かれたセンサーに現れた数値がコンピュターに
示されます。

南北東西の数値が家の強さ、弱さが解ります。

こうすれば、構造体の状態まで家を動かすことにより正確に理解できます。
ほとんどのお客様が感心してます。

              

             

NHKTVなどでも紹介されてます。

今度の土曜日、弊社のイベントで動的診断のセミナーが開催されますので
ご興味あるお客様はお問い合わせください。

たまにはおめでたいお話を

若い2人の結婚式が目白の有名なホテルで行われました。

         

          

このような時勢ですので延期を考えたそうですが、。。。

会社の取引先の息子サンです。大学を卒業してから、親の仕事を継ぐために
別な会社で修行してから、今は、実家の仕事を親の代行でしてます。

結婚をきめ手から、責任感をより心に秘めて、日夜仕事に励んでます。

両親はホットしたのでしょう。

会場の隅で、2人そろって座っている姿を見ると、我家の子供達の結婚式風景が
昨日のように思い出されます。

同じように、結婚披露宴の様子を複雑な気持ちで眺めていました。
      
           

           

          

          

嬉しい気持ち半分と親の責任を果たした気持ち半分でした。

彼らの姿と自分の姿がダブリました。

そして、自分の会社の跡継ぎとして息子の姿が浮かんできました。

紆余曲折がありましたが、大手の通信会社を退職して、いよいよ後継者として
決心をきめましたね

嬉しい話です。

そのときは、お披露目としてこのような会場で皆様にご紹介できたらと思います。

それまで頑張りますよ。

21人もいる顧問。 そしておぼれる船から船長が。

物言わぬ我家のゲンサマは今回の震災、人災はどのように思っているのでしょうか

           

                    

 東京電力は21日の記者会見で、現在21人いる顧問のうち、経済産業省出身の白川進元副社長ら11人が6月末で退任することを明らかにした。

 福島第一原子力発電所の事故の経営責任を取って退任する清水正孝社長と武藤栄副社長のほか、築舘勝利常任監査役の3人は6月末に無報酬で顧問に就任する。この結果、顧問の人数は13人となり、年間報酬の合計額は2億1900万円から9800万円に減る。

今回の震災がなければ、月1回か、年 数回か解りませんが、平均して1000万円の
報酬が。
もし、月1回だとしたら、数時間の会議で月ー800000円。

時間給はいくらなんでしょうか。

恐るべし。

そんな東電でおぼれる船から船長が逃げました。
社長交代の人事発表です。

震災直後、体調不良で病院へ避難。

そして、形だけのお役目、そして、予想されていたことですが交代。

本当にこんな人物を東電が社長に任命していたとは摩訶不思議。
東電の会社の体質が疑われます。

我々民間の中小企業の社長には考えられません。

被災地では多くの企業の社長が苦しんでいます。
何人かの従業員を抱えて、借金を抱えて、それでも立ち上がろうとしてます。
当然、自宅、会社、工場などもほとんど倒壊の中で頑張ろうとしてますね。

本当に、彼らのつめの垢でも東電の社長、役員に飲ませて上げたいです。

完成間じか。。。

ご両親様が永年仕事をした印刷工場。

大きくはありませんが、お二人でしっかりと共同で印刷工場で仕事をしてましたが
年齢のことを考えて、お嬢様の提案で仕事を引退して、工場をご両親様の住まいに。

相談を受けて、ようやくここまで来ました。

工場の出入り口は壁にして、大きな窓を取り付け、耐震補強のため、ダブルで筋交いを
取り付けました。

             

            

道路側に面した、窓の下は自電車置き場です。

              
             

リビング、キッチンは対面にして、床暖房、無垢材のフローリング等、体に良い素材を
仕様してます。

               

キッチンを中心として両側はリビングと寝室です。

特に、寝室は奥まってありますので、光を2階の床からグレーチングで屋根に天窓を
取り付けて取り入れてます。

             

             

これなら、周りが壁に囲まれた部屋でも明かりが天井から差し込みますね。

もうすこしで完成です。

夜の新宿街

久し振りの友人との夜の飲み会。

1年に3,4回ぐらいの新宿です。遠い町となりました。

ご覧のとうり夜の8時過ぎですがネオン、照明は暗いままです。

             

何でも、引ったくりが増えたそうです。

そんな中、新宿の中心の通りにまぶしげに光り輝く店が。。。

              

ショウウインドウの中にダイヤモンドが光ってます。

            

シャネル、デオールなどのお店です。

           

周りが暗い中に呼び寄せられるように覗き込みました。

上官の声が暗闇の中から聞こえました。

「大丈夫よ、安心して、宝石には興味が無いからね。」

35年の結婚生活ですが、この点は助かりましたね。

想定外のリフォーム工事も。。

住まいの後ろ側に基礎、土台が無かった現場も無事施行方法と技術で納めました。

ご覧のとうり、断熱材、サッシ、床組みなどが出来つつあります。

             

外は前は工場のでは入口でしたが、壁、窓などが取り付けられました。

              

               

お客様から、どのようになるのか楽しみですとのお言葉を頂きました。

「山口さんと出会ってよかった」
お父様の解体初日の嬉しい言葉を胸に、半分まで施行が進んでいます。

お客様のリビングでの話の続き、、、第4回

お台場という立地上の立場での戦略。

なかなか若い人が住むには予算の関係で難しい場所。それも高級マンション。
これを、向上心の強い若い人に住んでもらうためには。

お住まいが吹き抜けの住居を活用して、横は当然仕切られっるので、高さへの
活用の方法を考えられました。

一戸建住宅も高さへの空間利用方法があります。
ロフト、屋根裏部屋などが。

普通のマンションでは高さが決められてるので、横の空間の中での設計です。

彼は、吹き抜けの空間を部屋などに作ることにより、区切られた部屋を多く作り、
安い家賃で若い人に入居してもらい、効率を上げる考え方です。

高さへの挑戦。

一戸建住宅ではこのごろシエアハウスが若い人に人気です。
場所により今まで空室の住宅もあっといまに満室です。

弊社もいくつか施行しましたがいずれも満室です。

それを、お台場、高級高層マンションと考えての発想です。

これから設計の先生と相談してどのような提案ができるのでしょう。
楽しみです。

いずれにしても、体が不自由ながら、母親の言葉が後押ししたこのマンションを
若い人が集まり、巣立って行く姿を自分の姿とダブらせたかも知れません。

是非 成功してもらいたいですね。

リビングでの話しの続き  第3回

「有名な財閥グループで金融を中心としたコンサルタントの仕事をしてました。
毎日、毎日 数字とにらめっこ。遅くまで書類とレポート作成。
無我夢中の毎日でした。グループ全体の金融を扱う喜び、不安、やりがいなど、
色々な中での日々の戦いでした。
結婚などは考えられません。仕事と結婚したようなものです。
当然、報酬も沢山頂きましたね。それでなおさらのスリルを味あうための不動産投資。
当時、このマンションはお台場の地名と高層階の建物で倍率は100倍。
もしやと思い、申し込みしました。当たるとは100パーセント思ってはいませんでした。
ところが当たりました。頭金等も十分用意してませんでしたので辞退しようと考えていましたが、田舎の母親から一本の電話が
「宝くじが当たったのよ。田舎の町内の商店街が発行する宝くじに当たったのよ」
そのひと声がこのマンションを購入するきっかけになりました。
山口さん、どうしょうかと迷っていたとき、お袋からの宝くじが当たったとの連絡。
決めましたね。お袋が、後押ししてくれたようなものです。

ようやく、彼のこのマンションに対する思い入れがわかり始めました。
それから、暫くは他人に賃貸として貸してましたが、更新につき退去してもらい
縒り効率的な方法で活用することを思い、私に相談となりました。
その方法とは。。

お客様のリビングで。。。第2回

 
マンション入口内には専用のお客様用応接室、打合せ室などが立派な家具で飾られていた。
やがて 指定された階数に到着。

両脇が広い廊下をとうり、やがてお客様の部屋の前に到着。

昨日のお客様の声を思い浮かべながらインターホンを押した。

「山口建設の山口です」
「山口さん、待っていました」

暫くしてドアが開いた。

目の前に現れたお客様は杖で体の半分を支えながら

「どうぞ、此方にお座りください」と部屋の中に案内してくださいました。

体が不自由な様子である。

廊下をとうり、ベランダに面したリビングは広さ16畳。
外からはガラス越しに明かりが入ってきてる。

又、吹き抜けであるので、ベランダに面した上の高さにもうひとつの
ガラス窓からも光が注がれている。

部屋の中には家具は何一つもありません。

がらんどうのリビングにお客様と対面で床に座ってお話が始まりました

「山口さん、聴きづらいと思いましが、私、病気で手術をしました。
腫瘍が頭の中に見つかり、TVでも有名な先生に御願いして手術をしましたが
このとうりの体です。体半分 後遺症で麻痺が残り杖無しで歩くこともできません。
又、顔面麻痺のため言葉もしっかりと話せません。
初めての人は電話では酔っ払っていると思い方がほとんどです。

そして、目が瞬くこともあまりできません。目を開けておくとドライ現象で
乾いて痛くなるのです」

体をよじりながら一生懸命にお話しする彼の言葉にいつの間にか引きづられていました。
時計を見ると1時間たっていました。

その時間も忘れるほど、彼の壮絶な人生への挑戦を話してくれました。

お客様の玄関ドアのインターホーから昨日の声が返ってきた。

「どうぞ、、、」