三島由紀夫と東大全共闘

ロサ会館映画館

この映画館 学生時代からある映画館

いろいろなジャンネルの映画が上映されてきた。

久しぶりに この映画館に足を運んだロサ会館の一部で 50年以上

懐かしい看板が目の前に
今日はこの映画館で上映される映画
1960年前後の学生と政府の闘争で大学生を中心に騒がれた時代

当然、小生の大学も休講、入り口には大きな立て看板がたてられそれぞれの自己主張が赤文字で書かれていた。

学生と学校との闘争の渦に巻き込まれ授業などは度々中止になった。

その中で 三島由紀夫と東大全共闘の討論が開かれた。

そのドキュメントの映画上映がロサ会館で
三島と言えば、当時の若者に一番憧れの人物であった。

物書の世界から 己の美学を追求するため 言葉より行動に移し

最後は防衛省で割腹自殺

そんな彼が単身、若者1000名との対話に乗り込んだのが

1969年5月 東大駒場の900番教室

討論の内容は彼の決意表明から始まり、討論 天皇、そして

若者に伝える熱意で終了

特に討論では空間と時間などが当時、東大で一番の論客者と言われる学生とのそれぞれの自己主張が面白かった。

あの時代と言っていいのか わからないが 少なくてもあの時代を経験した自分は今思えば 与えられた立場を乗り越えて、動き出した時代に自分なりに行動したことが この作品を見て胸の中に眠ってたものが蘇った。

本当に今と違いあの時代は全ては人と人が対面して直接言葉を発し、相手と一対一対の会話を一晩中した。

まさに彼が若者に残した熱意である。

この映画館では珍しく朝から順番で切符売り場に

待っていた。

そして全て指定席で臨席と隣席との間は隙間があった。

その訳はコロナウイルスである。

もしこの風景を三島が見たら どのような言葉を述べるのだろうと思い、彼と全学連の熱気溢れた言葉の戦いの場面を思い出し映画館を後にした。

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