ガン放浪記ー5

先生から

「再度 検査しましょう」  今までの経験からの 治療方針などが説明された。

「次回はMRIで画像を撮りましょう 予約日はこの日でいいですか?」

「 エッ  先生 その日 私達が沖縄に娘家族と会うため飛行機の予約をしてるんです。沖縄から帰ってからしてもらいませんか」

小生の何気ない答えに

「山口さん あなたはガンの治療のために来てるのですよ

自分の命とどちらが大事ですか すぐに治療を始めなければだめです。」

甘く考えていたのが ドカンと頭を叩かれた気持ちに

そして 娘たちとの約束をキャンセル

こんなに厳しく言ってくれるお医者さんと出会えたことに感謝して 治療が始まった。

そこから  本当の 患者の立場 医者の立場の違いで意見がぶつかりあった。小生は

「自分の命は自分で守る」

この考えで治療が始まったが やはり やはり、、、

とにかく 手術の為の検査入院が決まった。

部屋は相部屋と個室があったが 上官の

まわりの人に迷惑をかけないための意見に従い 個室に決めた。

血液検査 心臓脈拍 血糖 体重 投薬 便秘の検査などなど

毎日 決まった時間に看護婦が部屋に

それも 1日 朝 昼  晩 深夜など そして 毎日の5回ほどの投薬の確認

これだけでも ノイローゼになったが 手術の成功を願って ただただ 我慢 我慢した

ガン放浪記ー4

自宅から電車で1時間30分ほどの 癌専門病院に

診断日の予約が10日ほど あとになったが やはり 心の中は 医者への不信感がどこかに。

患者は医者を選択が出来ない

医者も患者を選択出来ない

しかし 患者は病気への心への不安

そして 病気の知識不足などなど

当日 上官同行の病院

いやあ びっくりしました 朝から 多くの患者が

おまけに全国から ある意味 見も知らぬ仲間が同じガンの病で苦しみ全国から駆けつけてる姿を見ると 感動さえ覚え知らぬ知らぬうち エールを送った。

診察室が廊下を挟んで4部屋 手元の番号の前の診療部屋で 30分ほど待ち やがて 名前が呼ばれた

「山口さん どうぞ お入りください」

初めての 担当の先生との対面

狭い部屋には 机と ベットだけの診察室

白衣を纒った 年齢は50代前後と思われる小柄女医が手元の前病院の診断内容に目をやりながら こちらを見てる。

お互い 当然初対面であるが ガンという病気での共有の完治を目指して スタートであった。

こちらはセカンドオピニオンでのこちらの病院の訪問

患者と 先生 うまくゴールが出来るのか

前の病院での先生とのやり取りの風景が思わず浮かんでくる

野良犬か おとなしく飼い主にシッポを振る飼い犬になるのか

果たして、、、、、

 

 

がん放浪記ー3

「先生 間違いでありませんか」

「いや 画像ではリンパに悪性腫瘍が、、」

「先程の 胃カメラでは何も問題ないと 言ってましたねそして 胃薬を出しましょうと もしそのままでしたら 私のがんは見つけられなかったのですね」

画像を見ながら 「医者は ここはクリニックですので 大きな病院を紹介します」

なんだろうね 逃げ道を作り こちらの顔を見ないで話ししてる。

改めて 「自分の命は自分で守る」

そして近くの大学病院を紹介されたが

やはり ここも 途中で他の病院に紹介状を書いてもらった。

女医にがん細胞の検査の方法が提示されたが 幾度化 迷路に ハマり 答えがあちこち

その一つが 小生のがん細胞を摂取するため 背中側から部分麻酔で長い注射針を挿入して検査と聞いていたが 途中 大動脈があるので 傷がついたら大変なので 別の場所からと言われたが それでも仕方ないと了承したが

最終 手術方法は なんと

正面のお腹から開腹

「エッ エッ」

なんで コロコロ 変わるのか

平然と答える 女医の顔を見ながら 患者の気持ちを考えてるのかと怒鳴りたくなった。

「お父さん ほかの病院に行きましょう」

妻と相談をして 他の病院への紹介状を書いてもらったが

 

 

 

がん放浪記ー2

胃腸の薬をもらったが 痛みは続いてる。

医者は医療器具と薬に頼り  患者のために何が正しいのか追求することを忘れ 医療を利益だけで考える輩が多くなったと思うが

最初の医者は画像の胃内部だけで 機器の判断を第一に考え 患者の痛みは考えない結果であった

当然 痛みが続く限り つぎの行動は セカンドオピニオンの医者を探し 最初の医者と同じ胃カメラの治療を受けた。

「きれいですね 胃の内部に問題がありません」

先生 患者が胃が痛く 食事を取れないと言ってるんですよ」

小生の剣幕に驚き それではCTを撮りましょうと提案してくれた。

近くの現像専門の早速病院に駆けつけ 画像も持ち帰り 先生に渡したが

画像を見て 一言

「悪性リンパです」

 

まさか まさか

ちょうど 一年前ごろかな

食欲がなくなり 胃痛が しばしば

胃の真ん中あたりに 押されるような 痛みが 日に

数回 胃腸薬を飲んでも 収まらない。

「胃カメラを 飲んで 調べてもらったら」

上官のアドバイスに 医者嫌いの小生も 何年ぶりに病院に

あの 胃カメラを飲む時、本当におおきな異物が喉を通り

吐き気が湧き上がり 終えるまでの苦しさ

「もし 注射で良ければできますが 別料金ですが」

はあ そんな方法があるのなら

「先生、お願いします」

医者嫌いの小生もまな板の鯉に

結果

異常なしです。

見せられた胃内部の画像

本当に臓器の内部の色

肌色といえばいいのかわからないが とにかく

小生の胃の内部は異物など見つからなかった。

人仕事を終えた医者の満足そうな判断

まあ 小生も ある意味安心して 先生から処方された

胃腸薬をもらい 心配して待ってる 上官の顔を思い浮かべながら 自宅に

しかし しかし、、

まさか それから、、、

天界飛龍

天界 神々が住んでおられる天上の世界を飛び回る竜神を思い浮かべて 墨汁で書き上げた 作品

朱色は 先生の作品

墨汁で黒々と書かれたのは小生の作品

思うままに浮かぶ情景から 漢字などを創作して 書き上げる。

ただ ただそれだけであるが

やはり 年齢とともに 浮かぶ四文字熟語の意味はいつの間にか

仏の世界 神々の世界などこれから迎える未知なる世界への興味 恐怖 いや 永遠なる命が誕生への喜びなのか

輪廻臨床などの言葉が浮かぶが ついつい 己の立ち位置が定まらない日々の生活が過ぎ行く。

 

 

 

 

 

心配ですね

やはり コロナの感染者が三〇〇〇〇人に

心配ですね 特に

我々七〇代夫婦は

ひとさまに迷惑をかけては行けないと

でかけました

池袋のPCR検査場に

 

「予約してますが?」

「予約しないとできません」

そこで上官が

「先程 ネットで予約をしょうとしましたが

できませんでした」

「今日は 電車で一時間かけて来ました」

「チョツト お待ちぐださい」

なんだかんだありましたが 特別に 年寄りには

嬉しい 対応が  さすが上官殿

無事 検査できました。

 

唾液をストローで吸い

検体を

返事は 明日 メールで

果たして

抗原検査は五分で 結果が

陰性 陰性 でした。

まずは 一安心

何だ かんだ で疲れました

ご苦労さまでしたね

当然

ご褒美は?

 

甘い 甘い

フルーツパフエ 食べたいな

さあ レッゴー

山盛りのパフエーが

目の前に  どーんーとー

美味しい

疲れが どこかに

 

七〇代なかばの夫婦の

PCR検査のいち日のご褒美は

そして 翌日 検査結果が手元に

夫婦とも

陰性でした

まずは一安心

当然 四回のワクチンも終わってます。

江古田 炭火焙煎珈琲店 ぶな  

江古田駅徒歩 一〇分

こんな 外れに

まさに

小生好みの 珈琲店が

看板も 風情がありますね

マンションの地下に

エッー こんな場所に

落ち着いた 大人の店が

音楽教室の校長に聞いたら 彼が 日本大学芸術学部の

生徒の時 この店に顔を出していたとのこと

今から 何十年前ですから

今は 息子さんが店を引き継ぎ 素敵なお店に

カウンターの正面には コーヒーカップが

なんと お客様の好みのカップで コーヒを

入れてくれます

贅沢ですね

いや 最高な贅沢な時間を過ごせます。

このカップに 好きな コーヒの豆を 焙煎

今日は ブラジルで

ひとくち ひとくちを口に 味わい

焙煎豆の香りに身を包まれ ついつい

予は 満足であるぞ

ヨガ教室の帰りに 仲間と

席の後ろ側の壁には 本立て

そして 可愛らしい 手作りの 人形が

最高な 仲間と 同じ時間を過ごし

何気ない話に 戯れ 笑い

人と人が出会い 一瞬の時間の流れに 身を任せ

いつの間にか このお店の懐に抱き寄せられて

過ごす贅沢な時間に 明日への活力が 心に湧き上がって来ました。

我が寝室に

産経新聞の

台湾有志一同の追悼、感謝の両面の写真

それを一つに

我が寝室の窓ガラスに張りました

安倍さん「親しみを込めて」

こんな場所でも お許しください

朝 起きるたび その笑顔を拝見するたび

あなたの国への思いを 国への愛を

心に刻み

悲しみを、憎しみを乗り越えて

一日一生 一日喜び 一日愛 一日感謝

七四歳の肉体に 心に

熱きものを 刻み

残された 人生を 燃え尽きましょう

御霊祭に

靖国神社の御霊祭に

両側に奉納された提灯の灯が夕暮れの参道を

照らしてます。

今から10年前に靖国神社の会員に

指差す上の方に

山口建設の提灯が

最初は1張りから

今では4張りに

それ以上増やすことはしません

息子と一緒に 参拝

七夕飾りが

今年も鮮やかに

こころの奥まで鮮やかな七夕飾りが 踊ってます。

いよいよ 昇殿です。

中は写真禁止ですが

昇殿への廊下の両側にはろうそくの灯火が

足元を照らしてます。

一歩 一歩

神様のもとに

霞雨が まわりの風景を濡らしてます

 

 

帰りは

いつも行きつけの 幸寿しで

親方とは10数年のお付き合い

一年 三六五日 休み無しで

さすが さすが

今では 息子さんが跡継ぎで

頑張ってます