人の命の長さはどのように決まってるのだろうか。
生まれたときからの命の炎がやがて消えいく永さは誰も図ることは出来ない。
若くて命を無くす人、病気、事故、己で命を絶つ、そして永く生き抜く人の命。
それぞれが宇宙の流れ行く永遠の時間の中での瞬時の出来事であるのかもしれない。
定まれた命、仏教では定命「じょうみょう」と言うらしい。
若くしての定命と老しての定命。
小生は後者の部類に足を運びはじめた。
労しての命をどのように光り輝くことを考えたときに、若いときの命と比較して
己の人と人との交わり、支えあい、教えなどすべてにおいて心の中での己に対しての
戒めである。
若い命は躍動感にあふれ、己を過信して、自己活動に無我夢中に走る。
しかし、老しての命はさまざまな経験をふみ、それを元に考える人となっている。
己を考え、他人を考え、社会を考え、家族を考え、友を考えることが
老しての定命ではなかろうか。
年齢に応じての命の輝き。
これから、本当の老しての定命のありがたさに感謝して、日々を過ごしたい。