ガン放浪記ー8

ガンと宣告されて 2ヵ月 ようやく 明日は

手術日

前日の夜

「じじは 明日 手術だよ」

「じじ 頑張ってー」ハートマークのメールなどが

沖縄、東京の孫達からが送られて来た。

そして

当日 看護婦が手術前の体の検査に部屋に。

念の為 上半身のシャツを脱いで 体をチェツク

「山口さん 腰の赤い斑点は前にありました?」

「床ずれじゃないかな」

所々に ブツ ブツの出来物のようなものが見えた。

しばらく見ていた 看護婦が もしかしたら

「帯状疱疹かもしれません」

「エッ 昔 帯状疱疹しましたが こんなでなかった」

「もし 帯状疱疹だったら 手術は延期です。ウイルスが体内に入って 手術には無理です」

チョツト よくわからない 看護婦さん  あなた 皮膚科の医者でないでしょう その診断 先生に見てもらいましょう

担当の医者が来た。

部屋の入口近くで チラット見ただけで 「帯状疱疹に間違いありません」

「先生は内科の先生ですよ どうして 帯状疱疹だと断定出来ますか 間違いがありませんか?」

医者は小生の剣幕に驚き 姿を消した

専門の皮膚科の医者に見せず 判断

小生は 残った看護婦に皮膚科の先生の意見だら従うと伝えた。

「いまの時間は先生がいません」

「それでは君の診断か?」

、、、、、、。。。。

そんなやり取り20分

再度 担当の医者を 呼んでくれ

こちらの剣幕に驚き 彼女は先生を再度呼びに行った。

部屋で残されて30分

やがて担当の先生が ブルーの上着を来た男性の先生と一緒に部屋に

「山口さん 見せてもらいますか」

小生の腰の斑点を見て 一言 男性の先生が

「手術は出来ます。

「エッ 先生 手術は出来るんですね」

「大丈夫です。」

横にいる担当の先生も

「手術は出来ます」

ちょっと おかしいだろう 先程は出来ないと言っただろう

この白々しさに びっくり

湧き上がる 怒り 不信感を抑えて

「至急 手術の段取りをお願いします。」

なんとか 予約時間より 1時間 遅れて終了した。

ー自分の命は自分で守るー

この 言葉が 心に再度浮かんできた。

追伸

自宅近くの皮膚科の先生に見てもらった結果。

「帯状疱疹ではありません」

もしあの時 帯状疱疹の診断に従っていたら

確か 手術の日は再度予約を取るため 10日ほど

延期 延期であると言われた。

 

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