「山口さん このガン投薬で 特に、、、、、「名前は忘れましたが」一番効く薬ですが気分が悪くなる人がほとんどです。珍しいです 良かったです」と看護婦に云われたが 褒めてるのか、こちらの体がおかしいのか 看護婦との会話も難しいですね
とにかく 無事 抗がん剤の試薬は 無事終了した。
あとは 背中側から部分麻酔で長い針先の注射でリンパの組織を採取する手術を受けるだけである。
ようやく 前の病院で トラブルとなった手術方法の入り口へとたどり着いた。
以前の病院では確か 組織の近くに動脈があり 傷をつけたら危ないので最終的にお腹を開腹しなければならないと言われ 不信感でこの病院に転移した。
この疑問を医者に尋ねると
[ 山口さん 造影剤を静脈に注射すれば 血管の位置がわかりますから 大丈夫です」
「エッ、、、、、、」
もし あのまま手術をしていたら お腹を開腹、、、
思わず 以前の担当の医者の顔が浮かぶ。
怒りが 再び、
「患者は自分で命を守る」
当たり前のことだが 医者と患者は平等である
改めて 改めて 自分自身に言い聞かせたが
そして 手術の日を迎えた朝
事件が起きた。