沖縄での出来事

先日、娘夫婦に会いに来沖しました。必ず、滞在中に沖縄そばの店に行くのが習慣になってしまった。車で5分も移動すれば、街道側、住宅街と思わずこんな場所にとビックリするぐらいな所にも看板が見える。それぞれの店にも味のこだわりがあり、誇りを持って店を運営している。但し チエンー店などは少ない。一国一城の主として家内工業の気持ちで少人数で商いをしている。
全部の店を回るには何年も掛かるかも知れない。そんな楽しみもある。
そんな中、先日あるお店に食べに行ったときのことである。
トイレをする為、席を立ち、トイレの前に行ったが、あいにく中は一杯であったので、外で待っていた。その時 後ろから兄弟らしい男の子が二人並んできた。
小学低学年と幼稚園らしい2人が後ろに並んだが、幼稚園の男の方が小生の横をとうり過ぎて前に行こうとした。思わず 「僕、おじさんが並んでいるから、順番だよ」と
声を掛けた。その声に彼はきょとんとしていた。その時 おにいちゃんが小生を見て「すみませんでした。弟がルールを破りすみませんでした」
そして 弟を見て おじさんに謝りなさいと声を掛けたのであった。
思わず、小生の心の中に感度が生まれて、お兄ちゃんは素敵だね。間違った事を
堂々と受け入れて、謝る事は勇気がいることだね。
その嬉しさのあまりに、順番を譲ってしまった。用事を済ました彼らは傍を過ぎ去る時、2人から ありがとうございましたの声を掛けられた。
間違っている時は、小さな子供でも注意をするのが小生の方針である。
しかし、このような場面には中々出来あわない。
その時の沖縄そばは一番美味しい味であった。
人が味を造り、幸せにする。小さな兄弟に教えられた一日であった。

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