ガン放浪記ー5

先生から

「再度 検査しましょう」  今までの経験からの 治療方針などが説明された。

「次回はMRIで画像を撮りましょう 予約日はこの日でいいですか?」

「 エッ  先生 その日 私達が沖縄に娘家族と会うため飛行機の予約をしてるんです。沖縄から帰ってからしてもらいませんか」

小生の何気ない答えに

「山口さん あなたはガンの治療のために来てるのですよ

自分の命とどちらが大事ですか すぐに治療を始めなければだめです。」

甘く考えていたのが ドカンと頭を叩かれた気持ちに

そして 娘たちとの約束をキャンセル

こんなに厳しく言ってくれるお医者さんと出会えたことに感謝して 治療が始まった。

そこから  本当の 患者の立場 医者の立場の違いで意見がぶつかりあった。小生は

「自分の命は自分で守る」

この考えで治療が始まったが やはり やはり、、、

とにかく 手術の為の検査入院が決まった。

部屋は相部屋と個室があったが 上官の

まわりの人に迷惑をかけないための意見に従い 個室に決めた。

血液検査 心臓脈拍 血糖 体重 投薬 便秘の検査などなど

毎日 決まった時間に看護婦が部屋に

それも 1日 朝 昼  晩 深夜など そして 毎日の5回ほどの投薬の確認

これだけでも ノイローゼになったが 手術の成功を願って ただただ 我慢 我慢した

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