電車の優先席

用事があり練馬から地下鉄に乗車した。
昼間であったが、席は半分ほど埋まっていた。小生は優先席と称される席に座っていた。やがて、とある駅で電車が止まり、ドアから2人ほどの10代後半の女の子が
乗車してきた。1人は手にコップを持ち、ストローで冷たい飲み物を飲みながらの姿である。大きな声で話ししながら、小生の前の優先席に着席しようとしていた。
いまはやりの洋服であろうか、中々表現が難しい。派手なカラーの洋服であることは間違いない。思わず、昔の娘の姿とだぶってしまった。
他の席は空席なのに、今時の子は年寄り優先席の意味がわからないのかと思っていたとき、もう一人の連れ合いの子が彼女の手を引っ張り、一般席のほうに誘導し始めた。「どうしたの、席が空いてるいてるジャン、隣に座れば。。。。。」
手を引っ張れた娘は、訳がわからず大きな声を出しながら、しぶしぶ席を立った。
入口近くに立ちながら、未だに何で何でと話ししている。
手を引っ張った子は彼女の耳元で何か話して、指先で優先席の表示を彼女に見せている。それでも、空席のだから、どこへでも座っていいのだと思っているらしい。
2人の女の子が同じ場面に遭遇してのそれぞれの判断。
人生でも、様々な場面に出会い、また色々な人と出会い、その中で何を学ぶのだろう。眼が2個有り、また耳も2個ある。両眼で見て、人の話を両方の耳で聞く。
心は一つであるのだからなおさら難しい。

娘からの手紙

娘から手紙が届いた。中に孫の100日祭のお祝いで写真館で撮影した孫を中心とした娘夫婦と我々夫婦の写真が同封されていた。
娘から、初めてもらう手紙。
「お父さん、お母さん、先日は遠い沖縄まで、ありがとうございました。
おかげさまで無事100日祭を終えることが出来ました。日々大きくなる子供を見ていると、お父さん、お母さんも小さかった私を苦労しながら育ててくれたことがよく分かります。本当にありがとうございます。」
夜鳴き、授乳、寝不足など赤ん坊をそだてる苦労が言葉でなく、実感として肌身に感じている様子である。
歴史は繰り返す。たくましく母親へと成長する娘にエールを送りたい。
頑張れ、頑張れ、我が娘

沖縄での出来事

先日、娘夫婦に会いに来沖しました。必ず、滞在中に沖縄そばの店に行くのが習慣になってしまった。車で5分も移動すれば、街道側、住宅街と思わずこんな場所にとビックリするぐらいな所にも看板が見える。それぞれの店にも味のこだわりがあり、誇りを持って店を運営している。但し チエンー店などは少ない。一国一城の主として家内工業の気持ちで少人数で商いをしている。
全部の店を回るには何年も掛かるかも知れない。そんな楽しみもある。
そんな中、先日あるお店に食べに行ったときのことである。
トイレをする為、席を立ち、トイレの前に行ったが、あいにく中は一杯であったので、外で待っていた。その時 後ろから兄弟らしい男の子が二人並んできた。
小学低学年と幼稚園らしい2人が後ろに並んだが、幼稚園の男の方が小生の横をとうり過ぎて前に行こうとした。思わず 「僕、おじさんが並んでいるから、順番だよ」と
声を掛けた。その声に彼はきょとんとしていた。その時 おにいちゃんが小生を見て「すみませんでした。弟がルールを破りすみませんでした」
そして 弟を見て おじさんに謝りなさいと声を掛けたのであった。
思わず、小生の心の中に感度が生まれて、お兄ちゃんは素敵だね。間違った事を
堂々と受け入れて、謝る事は勇気がいることだね。
その嬉しさのあまりに、順番を譲ってしまった。用事を済ました彼らは傍を過ぎ去る時、2人から ありがとうございましたの声を掛けられた。
間違っている時は、小さな子供でも注意をするのが小生の方針である。
しかし、このような場面には中々出来あわない。
その時の沖縄そばは一番美味しい味であった。
人が味を造り、幸せにする。小さな兄弟に教えられた一日であった。

朝方のJAZZ

弊社の目の前にJAZZバーがある。
3年前にオープンした。脱サラした50代の独身男性が経営している。
閉店したスナックのそのままにカウンターに6人が座れば一杯である。
夜の7時から朝方の5時までの営業である。深夜、店先から住宅街にJAZZの音色が
朝方の太陽の日差しと共に流れてくる。
店主は昔のヒッピーみたいにロングの髪を肩まで伸ばし、近所を自転車で動いている。その風袋から警察の職務質問を度々受けている。
自分の好きな事をして人生を終わりたいと、世間のことなどどこ吹くかんじである。朝、小生と2人で音楽に囲まれながら、コーヒを飲むのは至福のじかんである。
店の名前は JAZZ バーIF「イフ」である。

建築家

弊社で業務提携している先生方は10名程おられます。
設計の先生もそれぞれ得意、不得意の分野があります。デザイン、集合住宅、
一戸建て、二世帯住宅などがありますが、最近 シェアハウスをご希望のオーナーが増えてます。外国では皆さんで個室以外はキッチン、トイレ、浴室、そしてリビング等を共通で使用して家賃の負担を少なくして、友達を多く作るのが当たり前となっている。オーナーにすれば、建築費のコストダウンと利回りの良さで安心できる。おかげさまで弊社で業務提携の先生にその道の第一人者がおられます。
新聞、雑誌、講演などで人気があり、オンリーワンの分野で忙しくしておられます。何の仕事でも、オンリーワンを目指すのが大事である

100日祭

沖縄から帰京して1週間が経過。孫は体重が約6500グラム。重いですね。誕生から3ヵ月で2倍弱の重さ。早いものである。孫と一緒にお風呂にと思い、なんとか、浴槽の中で両手で抱きしめて入った。緊張するばかり。娘と妻の監視の前で30年前を思い出し、ようやく無事に入浴が終わった。翌日は写真館に向かう。まずは孫の衣装選びから。係員の女性から、様々な衣装にくるまれた赤ん坊の写真を見せられる。沖縄民族衣装、袴、紋付、金太郎腹巻など様々な衣装に包まれた赤ん坊の写真からどれを選ぶかが時間が掛かる。2種類の衣装までが値段に入っている。娘夫婦と妻が額を摺り合わせて選んだのは沖縄民族衣装と日本古来の袴と紋付の衣装である。ここまで1時間経過。腰が痛くなってきたが我慢、我慢。それからが大変である。孫を小さな椅子に座らせて 無理やり着させた衣装でカメラに向かってポーズをとらせる。あやしながら、カメラに向かって、笑うようにあやすがうまくはいかない。おもちゃ、音などでカメラの方に目線を向かせるようにしたがうまくは行かない。仕舞いには泣き出す。赤ちゃんには叶いませんね。それから娘夫婦と孫の記念写真。ソシテ我々と娘夫婦そして孫を中心の写真。なんだかんだといいながら写真館を出たのは4時間後。疲れました。孫も帰りの車の中では夢の世界。沖縄の夏は暑いです。


 

犬の散歩

我が家には年齢11歳の小型黒柴犬-名前はゲン-が同居している。娘の置き土産である。11年前 人気タレントがCMで -名前がわからないが、-抱きながら微笑んでいる姿にうっとりして、「お父さんこの犬飼いたい」とせがんだのが始まりであった。しばし年頃の娘との距離があったので、何とかしようと一緒にペットのお店
に足を運んだ。店内の狭い中に、通路の両端にゲージが置かれ、多数の犬の鳴き声が耳に響く。洋犬が多い。TVのコマーシャルの犬のゲージの前に足を運ぶ。
小さな体と毛むくじゃらくの中に可愛らしい目がなにかを訴えるようにこちらを見ていた。カタカナの名前の種類の洋犬である。
娘はその前から動こうとはしない。この犬と対面した時に気持ちが決まったらしい。
その時、隅のゲージの中から、何か黒いものが動いたのが目に留まった。
それが、黒柴のゲンである。父親の一存で決めた。娘には君は日本人なのだから
日本犬を飼うべしとの命令で熱弁。当然 しばらく娘との冷戦が続いたのは言う前でもない。そんなゲンの朝の散歩を続けて11年。妻と小生の仲介をお願いしているこのごろである。
ゲンの顔写真はホームページでご覧下さい。

沖縄訪問

週末に沖縄へ
娘の孫の100日のお祝いである。
先週は息子の孫のお宮参りと嬉しい事が連続である。沖縄ではお宮参りは無いらしい。地域により風習がちがう。特に 沖縄では、写真館が多い。又 子供の成長により 親戚一同が集まり祝う回数も生後の節目により何回も行なう。
そんな 沖縄へ夫婦揃って来沖の旅。前回 孫を抱いたのは2ヵ月前。
写真で見る限り 体重が倍以上増え、そんな孫をいとおしいそうに抱いている
娘の顔はまさしく母親の顔である。
高校在学時の反抗期に親を色々と困らせたあの娘が自分の意思で沖縄に移住してから 3年が経過。住宅を構え、そして子供の誕生。しっかりと南国の沖縄の大地に根を下ろしている。
タクマシキカナ ナンジノ ナマエハ オンナナリ
脱帽。

お宮参り

昨日 息子の孫のお宮参りに行ってきた。
初めての経験。息子の近くの氷川神社。こじんまりした神社である。
今から900年前の鎌倉時代に建立された神社。鳥居をくぐると、うっそうとした森に囲まれた奥に木造の建物が目に入る。
時間になると神主さまからの呼び出しに神殿に上がる。
神様の前に息子夫婦と我々、そして孫が座り神主さまから祝詞を受けた。
都会の神社と違い、ゆったりとした時間の中で神主さまの声が柔らかく、厳かに
響く。
30年前に母の手の中でお宮参りをした息子が 父親となり真剣に頭をを下げている姿に感動を覚える。
妻の手の中で無邪気に寝入る孫もやがて息子と同じ経験をするだろう。
命の続きを改めて感じる

入社希望

ビックリしました。
まさか60名の応募があることに。
お客様のおかげで人手が足りず、久しぶりに求人募集をした。
予算の関係でフリーペーパーで安い料金で頼んだ。以前も同様で頼んだが、求人は僅か4名であった。しかし今回は我々の予想を上回る応募であった。おかげさまで
毎日 午後からは面接が続いている。
皆さんの履歴書を見ていますと、業務縮小、会社閉鎖、倒産の文字が目につく。
本当に不況と感じる。それぞれの人に履歴書に書かれた人生があり、苦労してこられたのだと改めて感じる。会社経営者して、彼らの顔と弊社の社員の顔がダブり
責任を一層感じる。社員を路頭に迷わせないためには経営者として何をすべきか責任を感じた。